先週、先ず 松島瑞巌寺へ
震災を挟んだ 大改修工事がようやく終わり
4月5日(火)の 本堂再拝観開始まで 3週間を切りました
現在行われている 特別公開、
国宝 庫裡内の部屋への立ち入り、
開山像を間近に拝したり、お写真を撮れる 最後の機会であります
私は、開山像を間近に拝する事もそうですが、
宝物殿に於いての
「 瑞巌寺専門道場開単90年記念 」 展示 が目的でした
帰国直後、1年4度の接心 御世話に成りました ここ瑞巌寺の専門道場は
関東以北 唯一の、臨済宗妙心寺派専門道場であります
修行僧生活周辺備品等の 展示がなされているということで
多分、皆さんは 興味が無いとは思いますが
粥座(朝食)の諸道具など
懐かしく、拝観させて頂きました
今、現在、この瞬間でも、
脚を痛めながら 粥をすすり、2,3時間の睡眠で 座禅の修業をしている禅宗の方々が
全国に 沢山いらっしゃいます
普段は、そんな事 考えもしないし、想像もしないですよね
お葬式等でしか お坊さんに会う機会は 無いでしょうし
「 お坊さん 」 の事を、考えたり、話題にしたりすることは
せいぜい、テレビなどで特集番組などを観た その日くらいかと 想像致します
脈々と伝わる 禅宗の修業は
人知れず 真摯に 行われております
10年後も、楽しみであります
” 和をもって とうとし と なす ” 盤龍老師
開山像、伊達政宗公御位牌
雲居さん
以前、
現 瑞巌寺住職吉田道彦老師が、お茶を学ぶ方々の多いお話の席で
「 国宝? 瑞巌寺? そんなもんは どうでもイイ、この専・門・道・場が 大事なのだ! 」
津波による塩害 伐採等の参道工事は まだまだの様でした
同日に来るはずでしたが、ついつい 瑞巌寺で丸1日使ってしまったので
翌日 出直して、多賀城市 東北歴史博物館
「 南山古梁(なんざんこりょう)遺墨展 」 へ
南山古梁は、
伊達の殿様 御廟堂 霊屋瑞鳳殿下、瑞鳳寺の元住職
” 海内無双 ”、” 天下第一の能筆 ” と謳われ、
仙台の一休さん といわれた 臨済宗の禅僧であります
当ブログでも 先だっての1月、払子画賛の写真を掲載しましたが
(新年 氏神参り 青葉城址 護国神社~の投稿 2016年 1月6日)リンク
まとまって鑑賞出来る機会は あまり無いものです
写真撮影不可、図録無しでしたので、写真ありませんが
同時開催の企画展 「ヒマラヤへの憧れ」では、皆さん写真を撮ってましたので
私も1枚、
山内東一郎作 「 やまのうちピッケル 」 美しいですね
さて、先週もう1つの外出は
3月13日(日曜)、1日限りでしたが
柏木の 「 満勝寺 」 における、
芳澤勝弘氏 花園大学国際禅学研究所客員研究所員(顧問)の
白隠墨蹟解説と、白隠墨蹟展
わずか1日 の展示でしたが、
内容、展示物は、 ナカナカの充実品振りでありまして
白隠筆 40点以上に、関係墨蹟 20点~
特に、
ガラス張りでは無く、肉眼、20~30cmの距離で 観察出来ましたので
落款や小さい印、 筆致、彩色の具合を シッカリ観ることが出来、
終始 老眼鏡離さず、
鑑賞眼肥やして 最高の学習、経験に成りました
(写真撮影は禁止でしたので、お寺のHPからの転載写真)
今年は 臨済禅師1150年 白隠禅師250年遠諱記念 という事で
京都でも大きい 白隠展
宮城ではこちら、4月~、大白隠展もありますが
博物館なので、ガラス越しになりますから
裸で観るに 勝るものはありません
とても好い 展示会でした
当然の様に、私が最年少
この日の夜、
雲居さんのおかげで
権平さんとの 善い御縁が有ったのです