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旧有備館 三年振りに立ち寄る、仙台城址 昭忠碑

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旧有備館 三年振りに立ち寄る、仙台城址 昭忠碑

2014年 11月25日



在りし日の 旧 有備館









帰国後、年に一度は 訪門していた 旧有備館を



先日、約三年半振りに おとずれてみました



わたし個人、

公の建造物として、旧 有備館 崩壊の報と


仙台城址、昭忠碑 金鵄(きんし)崩落の姿は


ことばで言い顕せない 落胆と衝撃でありましたが




旧 有備館 復旧目途は 来年の3月



この冬、

大工さんをはじめ 多くの職人さん、公職の方々の安全と


円滑な復旧作業を 陰ながら祈願して参りました






















大型資材搬入の為 今月中休館








有備館は、

1633年 岩出山伊達氏が建設し

1691年 現在の地に移築された 伊達藩の学問所で、


 
茅葺き書院造り 日本最古の学問所として

庭園とともに 国の史跡・名勝に指定されておりました

( 倒壊、新築後は ” 日本最古 ” とは成らなくなるものか。。 )




暫時、伊達藩所蔵史料等の展示があり


特に、六年前の

伊達藩ゆかりの武術 各流伝書、系統図などの展示が 懐かしく思い出され





冬の時期、


凍る様に冷たい 畳の上を歩くと



昔の若者は この様な環境で 勉強していたのかと 心引き締まる



大変ありがたいところでありました










































床の間には 伊達家臣団の刷り物をはじめ


山岡鉄舟、高橋泥舟、松島瑞巌寺歴代住職墨蹟等


私馴染みの御軸が 代わる代わる掛けられており


なおさら、親近感が湧いたものでしたが




上の欄間等も 無くなってしまったのでしょう。。

















震災直後


































震災後、庭園のみ開放され 痛々しい姿を目の当たりに

















シートに通気口を設けた姿




復旧工事が始まるまで、再利用可能な木材等の腐敗腐食を防ぐ措置と 当時は聞いた

この時以降約3年、訪れずにいましたが
















来年の3月が 待ち遠しいです










現在 旧有備館復旧の様子など

作業中の写真が数点掲載されている大崎市のページ

http://www.city.osaki.miyagi.jp/guest/kanko/shiseki/02.html#shiseki04








はなれ






























母屋


























 





青葉山 仙台城址 昭忠碑




壱銭五厘切手のある 青葉城天守台跡の昭忠碑 絵葉書 




































在りし日の姿







昭忠碑は、

西南の役、京城事変、日清戦争で戦った 東北地方出身将兵、第二師団 慰霊のため

明治35年に建立された碑で



伊達政宗公騎馬像 間近に

高さ20m、青銅製 重量 20トン、翼径6.7mの 金鵄が 威風堂々

遥かロシア大陸を見据えていると 言われておりました




震災12日後、 3月23日

伊達の殿様 騎馬像を 見舞うつもりでしたが



車を停め、徒歩で騎馬像へ向かう途中


昭忠碑の脇を通ると



飛び散った破片も そのままに


頭から落ちている 金鵄の姿の痛々しさ






私は、足の裏からズルッと 魂をぬかれた様な


そんな感覚に おちいりました

















3月23日















 






昭忠碑は、


当時の東京美術学校(現 東京藝術大学)が 製作依頼を受け、


図案を河辺正夫氏、ブロンズの原型制作を沼田一雅氏

鋳造を桜岡三四郎氏と津田信夫氏がされたと記録有り



戦時中の金属提供も免れた

大日本武徳会総裁 小松宮彰仁親王揮毫の 「昭忠」銘板とともに


私には 親しみ深いものでした




こちらの昭忠碑も

復旧努力をなさっている方々が 沢山いらっしゃると思います




また 晴れの姿を みせて頂きたいと思います





























ほぼ まくりの状態の

刷り物 伊達政宗公と家臣団二十四名之画像




頑張って 早く表装し直したいところです













岩出山 旧有備館を訪れる時は、いろは食堂の 特製ラーメン


















岩出山は、 生涯 男性相手にも 無敗を誇った


なぎなた範士 園部秀雄(女性)生誕の地であります





” 武士を育てる母親が 武士道知らずに なんとする ”







2014年 11月25日投稿









































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プロフィール

HN:
渡邊秀樹
年齢:
58
性別:
男性
誕生日:
1966/01/16
自己紹介:
「活人剣」
松島瑞巌寺 松原盤龍老師 書

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