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切手

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切手



ピーナッツバター&ブルーベリージャム




















先月、部屋の荷物を整理中、

アメリカにいる間も 母親が捨てずにとっていてくれた 切手が出てきまして




















私は小学1年から6年生くらいまで

切手鑑賞を 楽しんでおりまして (今思うと、収集ではなく鑑賞であったと)







中学に入り、大藪春彦等の影響で

モデルガン、ナイフ、格闘技やバイク、車と変化してゆきましたが




小学生時の 私の趣味は、切手鑑賞と へラブナ釣りでした






切手収集は 当時の流行でもあり、


毎年値段が上がる とか言われておりましたが





試しに、ヤフオクで 切手を色々検索してみたところ


現実は、額面割れの状態で



当時、子供達の憧れであった

カタログ価格 1万5千円以上の


「見返り美人」、「月に雁」等も


今は、ヤフオクで 2~3千円で落札されており、



戦前の 発行枚数が極端に少ない物や、

エラー切手以外は コレクションの対象にはならず



” 使うしかない ” のが現実の様です












実際、3月末に古書を注文した折も、このように見事に 使われておりました







あらためて シミだらけに成っていた 古いアルバムを捲ってみると


やはり、切手、素敵だなぁと 思いました


1枚 わずか数十円ですが、

それ以上、 十二分に楽しめるのです





この小さい額面に、

非常に細かいディテール、奥行き


印刷、写真転写の技術というのでしょうか

古い物には それなりに時代もつきますし

大量印刷品ではあるのですが、なんとも 魅力的です




いくつか 面白い事にも 気付きました





ひとつは、アルバムのパラフィン紙にひどいシミが浮いていても

切手自体には シミが出来ていなかった事で


40年以上の無造作な保管でも、裏のノリ共々 綺麗に残っていたこと





もうひとつは、

集めていた切手のデザインが、

今の 私の好みに そのまま符合している事でした




建物や、橋、鉄塔、工業製品や、化学記号、アトミックデザイン、


プラス、山の写真、絵画、寺社、仏像、

日本画も少々あり、


そして、魚と



これは、面白い発見でした

無意識な小学生の時と、今も好みが 全く同じだという事



私が 「 切手収集 」ではなく、「 切手鑑賞 」としたのも ここのところで



案外多くの人達は、

”シリーズ物”や、同じモチーフを ”そろえる” 事をしたと思うのですが



私は、シリーズ関係なく

” 好いなぁ ” と思ったデザインのモノを


買って、観て、 気の向くまま 好きに配置する事を 楽しんでいたので




「 収集 」というよりは、やはり「 鑑賞のための購入 」が、妥当な表現かなと

今になって 感じた次第です




10代、20代は、

モデルガンやナイフ、オートバイや車など


重い鉄の質感や、動くモノ、身体を動かす事等に 心を奪われ


美術館で絵画を鑑賞する という様な事とは 無縁だったのですが




多分、小学生の私にとっては

切手が、 ” 絵画 ”、” 風景画 ”、” コマーシャルデザイン ” 等々、


大きいくくりでの、

「 アート 」との 初めての接点、興味だったのかなと、


そしてその頃から、自覚無しに

平面の「 アート 」に 惹かれていたのかな などと

思ってみたりしました



 







小学生の当時、昭和47,48年頃でしょうか、

長町に、「切手のシラハタ」という お店がありまして



50円とか、100円を持って その「シラハタ」へ

放課後、独りで行ったものです





前の晩、カタログと ”にらめっこ” して 選んだ切手を

店主に 見せてもらうのですが





実物の切手がですね


妙にイイのです




色、 質感、立体感が

オフセット印刷の カタログ写真と違う


” 実物 ” の感動が あったんですね





そして、そこでまた 迷うのです、


カタログでは 気に留まらなかったモノが


実物の切手を見ると

綺麗で 感動したりしてですね



1~2時間、居座って 迷ってしまうのです




30円とか、50円のモノ なのですが、

小学生ですから 大事なお小遣いなわけで

真剣に迷っていました





それを、今、思い出しましたら


今の私の行動、

まったく そのまんまです

性質 変わらないものなのですね




鈴木厚さんの 展示会等に行っても

切手屋さんと、全く 同じ風なのです


先月、切手のアルバムを開いた時、そんな感慨に浸りました




もしかしたら、

以前ブログにも写真を掲載した

栗田さんの木口版画を手元に取って置いたのも


アメリカで、古い図鑑や新聞等に使われる

エングレービングの小さい挿絵などを 沢山買ったのも


切手好きだった小学生からの 好み、嗜好の延長なのかな などと思ってみたり


切手との再会は なかなか面白いものでした









そうすると、

この 希少性も、金銭的にも大した価値の無い切手も

可愛く見えてきまして




売るに売れないが、

使うのも惜しい 額面の低いものは残し、


選別、整理し直し、

時々 引っ張り出して楽しもうと




小学校1年生から

早朝 郵便局に並び、シート買いしていた 昭和40年台の切手は

全て使う事にし(大蔵省付きの田の字4枚だけ残し)



パラフィン紙がシミだらけに成っていた 古いアルバム数冊は破棄して

新しいストックブックを1冊入手し

整理し、まとめ、配置作業を楽しみました





古い物、希少モノ等、大したものは無いのです


小学校の思い出ですね




同世代で 懐かしいと思われる方もいらっしゃると思うので


写真を載せてみます











 

郵便局に早朝並んで買った 「イリオモテヤマネコ」 1974年























  
 










 



















気に入った色目とデザインだけで、ジャンルはミックスしてしまいます












































 
































































左ページは、従弟から頂いたもの



















右ページ中央下部は従弟からの頂き物、趣味の違いが判ります



















琉球切手 電波塔

















御覧の通り、琉球切手は セントなので今は使えません






























琉球切手 発電所


























































































































 

原子炉竣工記念 1957年。北陸トンネル、このサイズに この遠近感

















東京国立近代美術館 バックはパレットでしょうか、宇宙モノもこの頃から好きだった様
















一見、鉄道路線図の様に見えるかもしれませんが、第7回 国際生化学会議記念

















従弟からの頂き物で、ここら辺は嬉しかった、乃木さん等 私生まれる以前のモノ


















この4円の貝、「ベニオキナエビス」は 大のお気に入りなので 目立つ位置に。

解体現場のゴミの中から拾った 額面金額高い仏像等は 近年販売終了の切手


















琉球といえば 空手






























































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プロフィール

HN:
渡邊秀樹
年齢:
58
性別:
男性
誕生日:
1966/01/16
自己紹介:
「活人剣」
松島瑞巌寺 松原盤龍老師 書

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