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 仙台 渡邊秀樹

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東照宮骨董市散歩、「龍亭」冷し中華

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東照宮骨董市散歩、「龍亭」冷し中華





先々週の東照宮散歩、



安売り店の店主が 掛軸を20本ほどづつヒモで束ねたモノを2束 車から下ろしたので

側面の内容書きにダーッと眼を走らせると、「百穂 山水」と書かれた塗りの二重箱あり



サササッと ヒモを解き その塗りの箱に手を掛けながら

値段を聞こうと店主に顔を向けると


目が合いざま、「 それ、カラ箱だよ、500円! 」と












空箱で 残念な気持ち20%、安堵感80%


財布には 今月のお小遣いの2000円しか入ってませんから

中身があっても 悔しさ100%になるところでした、が


結果として、塗りの桐箱2つと、紐通しのある背の高い桐箱1つ

計3箱を1500円で手に入れ、満足度100%でした



紐通しが有る箱は 脇差しの用の刀箱でしょうが、内箱入れて御軸に使うつもり

平山行蔵や、 斎村五郎等剣道家の御軸を入れるなら 面白いでしょう



塗りの二重箱は 当然の様に作り良く上手で、材も輸入モノではなく国産桐でした

このサイズの桐箱は 輸入材の無垢でも10cm千円、6、7千円はしますので

国産桐の うるし塗り箱となれば 500円ならタダの様なもの


外箱に関しては ある程度大は小を兼ねる事にもできますし

箱無しの御軸が20-30本あるので即戦力、選定が楽しみです


書画を入れる桐箱は、断然 信頼のおける国産桐に限りまして

戦後一気に増えた輸入桐材、桐箱は、薬品による漂白、安直な乾燥、渋抜きの有無等々

私個人は 確固たる信頼、安心がおけません


木目、年輪の幅や、不自然な漂白色等で 輸入材かどうかわかります


手元に巡ってきた書や絵画との御縁は お金では買えないものであり

後世に良い状態で伝え残すための保管を考えれば 5千円そこそこケチるところではありません

大切で、貴重な書画の保管には、2-3倍の金額を払っても

日本の林業、製材、木工業の応援を含め

時間を掛けた渋抜き、乾燥、ゆっくり育て目の詰まった信頼のおける国産桐材であつらえるか

シミ等無く程度の良い 国産桐の戦前中古桐箱に限ります




家には、百穂の父、穂庵の「 渡邊綱 鬼腕を観る図 」の箱無し御軸がありますので

この塗り箱を使えれば それはそれで面白い組み合わせ

( 織部釉の鬼腕は、穂庵のこの御軸の床置物として作ったもの )










今日の獲物もう一つのは、LPレコード


バンドは馴染みありませんが、飾れるポップアートとして ” ジャケ買い ” 300円、


























お昼を 定禅寺通り、冷やし中華発祥の店と云われる 「 龍亭 」で

冷し中華と、角煮チャーハンを御馳走になりました


皆さんも 「 龍亭 」 ぜひ!






























角煮炒飯も 大変お口に合いました





















平福百穂(ひらふくひやくすい)
秋田県角館出身、平福穂庵の4男。1894年上京し川端玉章に師事,1999年東京美術学校卒業。翌年自然主義を唱える无声会 (むせいかい) の結成に参加して新日本画運動を推進。1916年鏑木清方らと金鈴社を興す。大正6年「豫譲」が文展特選、帝国美術院会員,東京美術学校教授。アララギ派の歌人としても有名




平福穂庵(ひらふくすいあん)
天保15年秋田県角館生まれ。円山四条派の武村文海に学び後独学。明治13年秋田勧業博覧会で「乞食図」が一等賞、23年内国勧業博覧会で「乳虎図」が妙技二等賞となり中央画壇で確固たる地位を築く。北海道に旅行し,以後アイヌの図を多く制作,また自ら一時勤めた荒川銅山を「荒川鉱山全景」として描くなど,社会派的な意識と行動が認められる。同17年東洋絵画会学術委員となる。平福百穂 はその子,寺崎広業は弟子



























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プロフィール

HN:
渡邊秀樹
年齢:
58
性別:
男性
誕生日:
1966/01/16
自己紹介:
「活人剣」
松島瑞巌寺 松原盤龍老師 書

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