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 仙台 渡邊秀樹

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バンカラ 「 蛮カラ学生の学び舎 」 ~ 旧制二高とキャンパスの変遷 ~

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バンカラ 「 蛮カラ学生の学び舎 」 ~ 旧制二高とキャンパスの変遷 ~



「 野蛮でハイカラ 」



好いではないか







野蛮でハイカラ = バンカラ  => 洋風の「ハイカラ」に対する造語


東北大学片平キャンパス内 東北大学資料館へ

「 蛮カラ学生の学び舎 」  ~ 旧制二高とキャンパスの変遷 ~ 訪問






















東北大学資料館入り口























































応援団長の高下駄
































当時の学帽やマント、蜂柄の浴衣その他興味深い展示品他数

当時男子学生の間で盛んであった ボート部の長大な木製ボートなども展示され

見る展示品、読む展示、双方満足しました


マントは想像通りの肉厚で、細かいステッチの丁寧な縫製、欲しくなります

pre-30’Sの古着好きには魅力的だと思います




「ユキオは ”マント” を着てね、恰好好かったんだよー 」と話していた叔母

”マントを着る” というフレーズが幼い私には新鮮で、この時の会話が強く頭に残っております

盆、正月、若林の実家(当時は松原と呼んでいた)へ行くと、

赤ら顔でニヤッと歯を見せ、欄間の下を頭をかがめ出てくるユキオ叔父さんの姿が思い出されます

一高出身の叔父は、身長190cm近くあり骨格もガッシリしていました、下駄を履けば約2m

昭和30年代に、2mの学ラン・マント姿は存在感あったと思います












大文字幟 素晴らしい





































佐藤忠良作、創立100周年記念に制作された「尚志」二高生像の素材


















佐藤忠良作 「尚志」二高生像、1986年






長田先輩の紹介で 現仙台二高空手道部嘱託指導員となり早15年


入学できる学力は無かったものの

思い入れと愛着は 限りなく卒業生に近いほどと自負しております




旧制二中、二高、東北帝国大学は、

弓聖 阿波研造、柔道の三船久蔵、無刀流 柳田元治郎 等々とゆかり有り

宮城、東北の武道史を掘り下げている私には 非常に馴染みある 地元の学び舎であります









金沢行は遠いが可能であればお邪魔したい 「北条時敬とその教え子たち展」のフライヤーも




東北帝国大学総長であった北条時敬(ほうじょうときゆき)は

一刀正伝無刀流の理念に共感した理解者であり、

広島高等師範学校に香川善治郎、中島春海、藤里新吉、旧制四高に石川龍三と

赴任先の学校の剣道部に 一刀正伝無刀流錚々の剣道家を多く招聘し


東北帝国大学剣道師範には、宮城県出身の春風館山岡鉄舟直弟子 柳田元治郎を迎えました


















先日、約30年前の二高空手部主将が 稽古を見学に来て下さり 久しぶりの再会

彼は、現二高同窓会幹事役?で

卒業生でもない私ですが、手土産に同窓会の引き出物を頂きまして

非常に恐縮しましたが、校章焼印入りクッキーに感激、缶は宝物と




母校ではないにもかかわらず

私の 二高愛が増幅した切っ掛けのの1つが

初めての一高対二高の野球部定期戦の観覧、

そして、応援合戦、応援団員の練習風景であります



定期戦の応援は、

相手に対する敬意、静寂、余韻、とても味わい深く、心を打つもので

わたくしは、ガッチリ 心をとらえられました




そして、我が空手道部では、

毎年、高総体時期に合わせ 三年生の「卒業試合」というものを行い

わたくしも、三年生全員を送り出す最後のスキンシップ、総当りの組手をするのですが


その際、

私と組手をする 3年生を鼓舞すべく、

試合場ぎわの1年生、2年生が、「雨か嵐か」等の 応援歌を大熱唱するのであります


つまり、わたくしは、この仙台二高の応援歌を聴きますと

これまでの空手道部全卒業生の顔、

カラダで受けた 突きと蹴りが 熱く、痛痒くよみがえってくるのであります


皆、純粋で、頑張り屋で、知的で、頼もしい若者たちでありました


今どきの若いもんは、頼もしい!

心の中で 叫ぶのであります










百年以上の歴史、PR行進、


現行の高校野球大会反対論者の私にとって、一高対二高の定期戦は理想のかたちなのですが

この定期戦前に 西公園で行われる 両校の応援合戦というものが 素晴らしいのであります


多分 おおくの仙台市民が知らないと思われるこの応援合戦

一番町商店街を練り歩いた後、SLが在る側の西公園にて行われます


わずかのOBと ご父兄方のみが観客、とても味わいがあります


觀たことの無い方は、白昼市街地の片隅で行われるこの応援合戦には驚かれることでしょう

PR行進に出くわしましたら、後ろをついて行ってみてください




部活へ向かう時、広瀬川に架かる仲の瀬橋を渡ると

橋下の河川敷で 二高応援団員が応援練習している姿を見かけ事があります


誰もいない夕方の薄暗い河原

人知れず大声を張り上げて練習している応援団員


少ない時は わずか三-四名で 懸命に声を張り上ている姿に


私の涙腺は ゆるむ事しばしばなのであります



その孤独な練習風景を見ているせいか

応援合戦、定期戦における応援の勇姿はは 非常に私の心を打つのでした













勇猛無比、定期戦 二高席


















定期戦 二高席、幟、立ってます










一高は 羽織袴、二高は学生服であります


雨か嵐か ユーチューブで見つけたので 無断借用、




https://youtu.be/m6I5G_KY9rk




仙台二校 定期戦、「雨か嵐か」














仙台一高は 羽織袴








仙台一高二高東日本大震災復興短編ドキュメント 仙台一高放送部制作













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プロフィール

HN:
渡邊秀樹
年齢:
58
性別:
男性
誕生日:
1966/01/16
自己紹介:
「活人剣」
松島瑞巌寺 松原盤龍老師 書

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